2000年に旗揚げして25年。2020年からはコロナのこともあり定期練習なども停止して「ぬるま湯に浸かった」かのような日々を過ごしていたな、と思うわけですが、ぬるま湯はぬるま湯で心地よくもあり夢見心地な期間でもあったなぁとも正直いえます。
けれども、幸いにして、外部からのお仕事での出演は途切れることなく続いていたこともあり、毎年お客様の前でパフォーマンスする機会があったことは、2020年でCAを終えず、この2025年をまだ続けようという意志に繋がってるとも思い、周囲の皆さまや関わっていただいたメンバーには、改めて感謝する次第です。ありがとうございます。
さて、今年25周年を迎えるCAですが、2000年に書いた私の創団の言葉を読み返してると、
『表現するなにかの先に新しいマーチングが生まれるだろう。
私たちが目指すものが「マーチング」と言い切れるかどうかわからないが、すべてはすでに始まった。
あとは、この未知なる可能性を秘めた壮大なる創作行為を楽しもうではないか』
なんて息巻いてるんです。
なんか厨二感あるなと思いつつ、けど、このイキってる感じ、、、嫌いじゃないんですよね。
CAは「マーチング団体」とは、もはや言えず「パフォーマンス団体」という抽象的なくくりで活動しています。
「ブラスパフォーマンス」とか「ブラスエンターテイメント」と言い始めて、他の団体でその言葉が使われ始めるのをみて、わたしはニヤニヤと「うちらが元祖だぜ」なんて思ってた時もありましたが、そういった団体も今やあまり見なくなり、ふと寂しくなることもありました。
時代の流れ的なことを言うならば、ブラスバンド界隈も、どこかの団体に所属して活動するというよりも、演劇などであったようなプロデュース公演の形態が広まり、所属せずに演奏会ごとに参加するというのもコロナ挟んで大きく広まった流れな気はしています。
しかし、このCAではどうかというと、特殊なステージ演出をすることもあり、演奏だけでなく、時にダンスであったり、時にガードであったり、はたまた役者であったりと、ひとりのプレイヤーが複数のことをやるようなことをしています。
音楽団体であり、演奏は活動の中心でもあると同時に表現活動のひとつの手段であり、ほかの手段も表現するにあたり必要であればやってみる(やってみたい)というのが、CAっぽい表現となっていきました。
それがゆえに、なかなかプロデュース公演で成立させづらく、メンバーを育てるカンパニー形式の団体であるということは、時代の流れからはそぐわないなぁとは思っているのですが、わたくしが観たいステージが、そういったジャンルがハイブリッドされたステージなので、根気よく集めて育てて行かねばならないと改めて考えています。
こうしてCAで出来上がったのは、物語仕立てにもなっているサウンドシアター(SOUND THEATER)という形式と、CAらしい表現手段に焦点を当てたサウンドパフォーマンス(SOUND PERFORMANCE)という形式で、この2種類の公演形式を軸に展開してきました。
今回企画の1月公演は「サウンドパフォーマンス」と呼んでいる公演形式で、エンタメ重視の演目となっています。
レパートリー演目ですが、やるプレイヤーにより、いろいろ見せ方が変わってきます。
この1月はどのようなプレイヤーが参加し、そして、どんな演出ができるのか今から楽しみです。
さて、前段話は長くなりましたが、また面白いことやり始めるので、この機会に一緒にやってみない?ってことです。練習環境や指導体制は整えておきますので、この未知なる可能性を秘めた壮大なる創作行為を楽しんでみませんか? 皆さまのご参加をお待ちしてます。まずは見学などどうぞ。
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