15 2013/10

代表・斎藤美明より「ドンキホーテ侍」公演終了報告

CA SOUND THEATER vol.7「ドンキホーテ侍」が無事終了しましたことをご報告いたします。

また、初回と千秋楽は満員御礼となりました。ひとえに日ごろから応援してくださる皆様のおかげだと思い、感謝させていただきます。ありがとうございました。

今回の公演は、サウンドシアターということで、音の物語として何を表現しようかと考えました。元祖でもあるセルバンテスの「ドン・キホーテ」の通り、面白おかしくというだけではなく社会風刺の要素は忘れずに折り込みたく脚色をしました。

幼児虐待や体罰、原発問題についてなど、少しでも心に引っ掛かりを残せる作品としたかったのでしたが、考えなくても楽しんで観れるステージにもしたかったので毒ともいえる配分を非常に悩みました。万人に受ける作品であったとはいえないとも思いましたが、アンケートを読む限りは非常に好評を得たようで何よりです。

と書きつつも、自分としては挑戦でもあったので、もっとアンケートに「あのシーンは嫌悪感を感じた」「考え込んで楽しめなかった」などと書かれることを期待していたのかもしれません。天邪鬼のようですが。この作品は平和ボケへの警鐘であり、思い出し見つめなおし考え続けることを引き起こす触媒としたかったんだと思います。人は辛いことは忘れていきます。それでいいんですけど、辛いことがあっても忘れるでなく、共に生きることもできると思うのです。いまでも生きるために問題に直面し、足掻き、乗り越えようとしている人々がいることは忘れずに自分も過ごしていきたく思います。その一生懸命さが人間としての輝きや深さにつながると考えているので。演出家としては、単に万人が興じれる作品を作るよりは、そういった深いことを考えれるエンターテイメントも作れるように今後も精進していきたいと思います。

また、今回の公演ではいつも以上に技術スタッフ各位に負担をかけた公演だったと思います。こだわりやわがままなどにお付き合いいただきありがとうございます。この場を借りて感謝を表したいと思います。

さて、こうして物語の幕がひとつ閉じたわけではございますが、ひとに何かを伝えたいと思う表現者たちが集う場所としてCAがあり続ければと思っております。もし、一緒に活動したいと思った方がいましたら是非飛び込んできてくださいませ。CAではその心意気とノリを求めております☆ご連絡おまちしております。

2年後に予定しておりますニューヨーク公演に向けて、暴走気味の社会人パフォーマンス集団「CA」は猛進していきたいと思います。これを成すには皆様の応援も活動の推進力となります。今後ともご声援のほどをよろしくお願いします。

 

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