- 2007-08-04 (土)
- Ⅳ楽団概要

CAでは、「ACT」、演劇的要素を盛り込んだ練習を行っています。
この目的は「自己解放」です。
自分の感情の制御範囲、イメージの限界を取り払う訓練を行っていきます。
舞台に表現者として上がるうえで、削除しなければならないのが「自意識」です。
普段私たちは、この自意識によって自己を確認し、自己の確認しうる範囲内で生活していますね。自意識によって自分という個体を維持し、守っているのです。それは家から出るために服を着たり化粧をすることと相違ないでしょう。ですがこの「自分を守る」という行為は、逆に自己の本質である「核」の部分にヴェールをかけてしまうことでもあります。

舞台に表現者として上がることは、自分の「核」を観客に見せつけることなのです。それがクリアに近い程、お客さんもクリアに表現を観て下さり、表現を楽しんで下さいます。逆に、自分を守りながら表現をしていてもお客さんは本当に魅入っては下さらないものです。魅力を感じないのです。

さて、この「核」という言い方を、表現者としての表現欲求に対する「エネルギー」とでも考えていただければ分かると思います。エネルギーは多く集まれば集まる程、大きな電気をつけることができます。自己解放することで、表現者同士のエネルギーがニュートラルに集まってくるイメージです。それをうまいこと引き出せないかということを、CAでは模索中なのです。
私たちCAでは、基本的に楽器をメインに置いています。しかし楽器を持つということは、音を出す媒介「武器」を持っていることでもあります。時にはこの楽器でさえ、Actorとして舞台にあがるとき「音」というヴェールになってしまうこともありえます。
まず生身ひとつ、そこからどれだけの創造性を引き出せるかはポイントになってくるでしょう。その段階で音を追加していけたら、新たな表現の路が開けてくるに違いないと考えています。
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